タバコと季節
日本って結構四季を通して楽しめると思うんですね。うれしいことに季節に
よっていろんな顔をもっています。山、海、空・・・いろんな変化が一年を
通して楽しめるようになっているにもかかわらず、私がたばこを吸っていた
時は何となくイメージですが、一年がベタ〜ッと1枚の灰色にくすんだ膜で
覆われていたというか、、、要は季節を実感出来ずに自ら白い煙を吐き出し
続けていたような気がします。当然味に関しても季節の物を食べても何も
感じないで喫煙のおいしさを味わうために食事をしていた・・・
もう目も当てられない状況でした。
何をするにもたばこをおいしく吸うための手段でした。そうなると人間本来
の感情もどこに行ってしまったのかがわからず常にニコチンの奴隷として
日々過ごしてました。
やはりその間違いに気づくにはたばこをやめて2,3日ではなく、1年2年という
月日を重ねて初めてわかることなんです。何てことをしていたんだあ!と。
季節は四つあり、それぞれの特徴や変化を肌で感じることができるように
なりました。大袈裟ではなく本心です。そうしたら年齢のせいかもしれません
が自然というものをとても大切なものとして捉えるようになったんです。
今までたばこを吸っていた時はそんなことをまったく考えるような人間では
なかったのですが、ようやく四季を肌で感じられるようになってくると愛おしく
思ってきます。
「やっぱり良いなあ〜」って。まあ、それが禁煙の本質なんでしょうね。
「ありのままのものをありのままに感じる」これ大切です。
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