一番大切なこと
タバコは嗜好品だとよく言われますが、そのニュアンスからはどこか趣味的
な意味合いが感じられます。でも実際はそんなカッコいいものではなく完全
な薬物なんです。だからこそ強烈な依存症に人は悩まされています。
喫煙者の約7割の人が深刻なニコチン依存症に陥ってます。やめたくても
やめられない。そんな喫煙者がほとんどなので、間違った認識で「それだけ
同じ仲間がいるからやめられなくて当たり前だ。」と、開き直ってしまう人も
いるようです。が、それでは何の建設的意見も台無しです。
やっぱり喫煙は副流煙も含め、周りのすべての人にも関わってくる問題でも
あり少しづつでも対策を考えていかなければいけない環境にもなってきて
います。
産経新聞2005年11月の記事によると大阪府立健康科学センターの調査
で次のような結果が判明したとのこと。
禁煙に関する調査の結果、男性は67.1%、女性は67.8%、全体では67.4%
が依存症と判明。禁煙願望を持つのは非依存症で36.8%に対し依存症では
62.1%となり、特に女性で70.3%と高い数字になった。禁煙を試みた経験では
非依存症の42.2%に対し、依存症の人は70.6%に上り、禁煙したくてもでき
ない依存症の深刻さが浮き彫りになった。
以上一部文章抜粋。
上記の記事にもあるように喫煙問題はかなり深刻な問題でもあります。
ただ、だからと言って周りの者が喫煙者に対して「タバコをやめろ!」と命令
すればいい問題でもありません。タバコはニコチン依存症と関連疾患から
なる喫煙病なんです。要は立派な病気であるということを理解しないかぎり
は永遠に出口のない迷路を行ったり来たりしているようなものです。
ちゃんと周りの人が禁煙というものがどれだけマイナスな行為なのかを理解
させてあげることが大切だと思います。
当然本人の志も大切にはなってきますが、人は一人で生きているわけじゃ
なく周囲にちゃんとサポートして支えてくれる人がいれば必ず前に進むことが
出来ます。実はこれが最も禁煙におけるポイントになんです。
本当に大切なのは先ほど述べました「周囲にあなたのことを考えてくれて、
ちゃんと禁煙が出来るようにサポートしてくれる人がいるか、支えてくれる人が
いるか。これです。
そのあとに初めて禁煙法が来るんです。禁煙法はいくらでもありますが、
あなたをサポートしてくれる人はどれだけいるでしょうか?
タバコ以外でも・・・覚せい剤や大麻、その他の薬物にも言えます。最終的
には人の支えが一番大切なのです。これは当たり前のことですが実は
一番見過ごしてしまうことなんです。やっぱりどうしてもタバコをやめたいと
思ったらまず禁煙法を考えてしまうでしょう。それも仕方がないことですが
本当の順番はまずはあなたを支えてくれるような人を見つけることから始め
てみてはどうでしょうか。周囲に探せばいっぱいいると思います。
薬物依存は必ず克服できます。
何故かって?
それはこの私が身をもって経験したからです。
|
|