 低ニコチン低タールのタバコ
タバコを吸っていたころによく箱の横に記入されているニコチン、タール
の含有量を確認したりしていました。とくに意識的というよりはなんとなく
目がいってしまうんです。やはり潜在的にタバコは身体に悪いものだと
認識していたのでしょう。なるべく軽いものなどを選んだりしていたんです。
実際にはそんなことをやったところで何の意味もないみたいですね。
とくに最近は低ニコチン低タールなどがわんさかと出てきたりしていますが
吸い方によっては逆に身体に悪かったりとあまり良い結果にならないで
しょう。多少ながら低ニコチン低タールに変えることによって健康的な面
においては被害の軽減が考えられますが、やはりそこは喫煙者の甘えが
出てしまうところ。その反動で本数が増えてしまいます。
今までの強いものだったら1日1箱なのが低くしたとたんに2箱近く吸って
しまったとか、まわりの友人にもいますが低くしたら低くしたぶんだけ強い
タバコを吸っていたときの刺激を無意識に求めてしまいます。
ついつい1本どころでは身体にあたえる満足感が足りなくなり立て続けに
吸ってしまうことになります。
つまりそのぶんタバコからの煙を多く吸い込むことになり、それとともに
煙を深く吸ったりと・・・かえって体内に侵入していく有害物質が増えて
しまいます。そうなってしまってはもはや低ニコチン低タールに変えた
意味がなくなってくるのです。
おまけに肺がんなどのリスクも吸わない人にくらべても、いぜんと高い
わけですので、低くしたから安心という感じでもないのです。
低ニコチン低タールを吸っている人はやはり少しは身体のことを考えて
いる人だと思われますので、あともう一歩踏み込んだ意識の持ち方を
することによって、また違った角度からタバコについて考え始めるように
なってきます。
あともう一歩踏み込んだ意識とは・・・・・
そう、いかにすればタバコをやめることができるのか。そういうことです。
低ニコチン低タールは何のタバコをしばらく口にしなくなるとムズムズ
フツフツとタバコを吸いたい願望が湧き出してきます。我慢をすれば
するほどマグマのように今にも大噴火をおこしそうな状態になったりします
が、そこで少しでも気を抜けば「まっ,1本ぐらい吸ってもいいか」となり気が
つけば元のようにプカプカと口から煙を吐き出す日々を送るようになって
しまいます。
ほんとうにニコチンの強い誘惑は迷惑な話ですよね。ヨダレをたらして餌を
待つ犬を想像すればまさにその姿は喫煙者の姿なのです。ただ誰にでも
言えることですが一日中ずっと吸いたい吸いたいとは思わないのではないで
しょうか。必ずニコチンからの攻撃には波があります。大きいか小さいかは
その時によりますが周期的に襲ってきてはまた引いていきます。
引いていったあとには何が残るかと言えば・・・・・やっぱりまたフツフツと
吸いたい願望が湧き出してきます。禁煙を始めた最初のころはずっと吸い
たい願望にやられてしまいます。3日過ぎると楽になるとは言いますが実際
のところはそうではなく、ヘビースモーカーの人ほど楽になるまでの期間
は長くなるでしょう。それはやはりちょっとしたコツによって大きくその後の
結果が変わってくると思われます。
問題解決にもなりません。
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