禁断症状
「タバコをやめる」とひとことで言うのは簡単だと思いますが、いまいち
やめてからの身体のの変化ややめるためのモチベーションをどこに
おけばいいのとか、あやふやなことがあります。
禁断症状とは字のとおり「禁じて」「断つ」つまりいっさいタバコを口に
することができませんので、その期間にいろんな経験をすることになる
でしょう。
私を例にあげるとかなり身体に変化が起きました。頭がボワ〜といつも
目の横のこめかみあたりがジンジンしていた感じで・・・そして周期的に
ス〜ッと地面に吸い込まれていきそうな不思議な瞬間が多くありました。
それでいてなんとなく眠気につつまれて、、、ただそれはどちらかといえば
不快ではなく何となく新しい感覚というか、気だるさの快楽とでもいうか
悪くはなかったです。
ただ吸いたい思いは際限なくあらわれては消えていきます。もうその繰り
返しでした。一度でタバコをやめられる人はいません(たまにいるかもしれ
ませんが)。ほとんどの喫煙者はタバコをおぼえてからはそのタバコの虜
になり、やめる際にはかなりの決断が必要とされています。喫煙者にとって
一番気になるのは「やめたらどんな変化が身体におきるのか?」 という
ところにあるのでしょう。1分禁煙するとタバコのダメージから回復しよう
とする機能が働き始める20分禁煙すると血圧は正常近くまで下降。
脈拍も正常付近に復帰する。手の体温が正常まで上昇する。8時間
禁煙すると血中の一酸化炭素レベルが正常域に戻り、血中酸素分圧
が正常になって運動能力が改善する。24時間禁煙すると心臓発作の
確率が下がる。48時間禁煙するとにおいと味の感覚が復活し始める。
48〜72時間禁煙するとニコチンが体から完全に抜ける。72時間禁煙
すると気管支の収縮がとれ、呼吸が楽になる。肺活量が増加し始める
2〜3週間禁煙すると体循環が改善する。歩行が楽になる。肺活量が
30%回復する。1〜9ヶ月禁煙すると咳、静脈うっ血、全身倦怠、呼吸
困難が改善する。5年禁煙すると肺がんになる確率が半分に減る。
10年禁煙すると前がん状態の細胞が修復される。口腔がん、咽頭がん
食道がん、膀胱がん、腎がん、膵臓がんになる確率が減少する。
アメリカ肺がん協会「The American Lung Association」のパンフレット
より抜粋
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