癌予防と生活習慣病
今日本人が最も多く関わっている病気と言えば「癌」です。死亡原因の第1位
です。これはもっぱら他人事ではなく、未来の自分たちにも深く関係してくる
ことですのであまり「自分は関係ないや〜」って無関心でいると後々大変な
ことになってしまいます。
いくら現代医学が発達した今でもやはり癌となるとみなさんは絶望的な病気と
して受け止めるのではないでしょうか。とくに年齢を重ねていくと、その癌と
いうものがよりいっそう身近な問題としてとらえるようになります。
では、癌とはそもそも何でなるのか?
それはもう一言で言えば「生活習慣病」からきます。大きな枠で考えるともう
要因は限定されているんです。世界がん研究基金とアメリカがん研究財団が
発表している「がんを予防するための15カ条」は次のとおりです。
1.植物性食品を主体とした食事をする。
2.BMIを18.5〜25に維持し、成人になってから体重を5kg以上増やさない。
3.1日一時間の活発な歩行と週一時間の強めの運動。
4.野菜・果物を一日400g〜800g食べる。
5.穀類・豆類・根菜類を一日600g〜800g食べる
6.飲酒は勧められない。どうしても飲むなら男性は一日2杯以下、女性は一日
1杯以下に。
7.加工品も含む牛肉・豚肉の量は一日80g以下に。魚肉鶏肉の方が良い。
8.動物性脂肪を控え、植物性脂肪は適度に摂取。
9.食塩摂取量は一日6g以下にする。調理にはスパイス類を使い加工食品の
塩分にも注意する。
10. 長期保存の結果カビが生えている可能性のあるものは食べない。
11. 腐敗しやすい食品は冷蔵庫で保存する。
12. 添加物や農薬などの残留物は規制が不十分ならば危険。適切な規制下
では問題ない。
13. 焦げた食品は食べない。
14. この勧告の各項目に従っていれば、栄養補助食品は摂取不要。
15. たばこは吸わない。
どうでしょうか。なんか普段の生活で考えると頭が痛くなりそうな内容ですが、
同財団は国際的にも評価の高い財団でありかなり信憑性のある内容です。
生活習慣病は現代病でもあり、なかなか生活のリズムを変えることが難しい
かもしれませんが、このような研究発表を参考にしながらひとつひとつ直して
いかないといけないってことです。
最後の15にあえてたばこがきてるところも注目ですね。やっぱり癌と聞いて
最初に思い浮かべるのは・・・・肺がんでしょう。
まあ肺がんの他の要素としては「大気汚染」や「アズベスト」などがあげられ
ますが、中心となるものは「たばこ」です。改善の余地大です。
生活習慣病は要は贅沢病でもあるのでしょう。よほどのことがないかぎりは
今の日本で飢え死にしたりすることはないと思います。
普通に暮らして働いていればそれなりにお金が入ってきます。でも健康はお金
では買うことは出来ません。
もう一度日々の生活を考え直す時期にきてるのかもしれませんね。
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